村田京子のホームページ – blog

BLOG

私が顧問をしている府立大美術部と大阪市大美術部、および交流のある中国の上海大学書道部との交流展が難波市民学習センター(OCAT)で2月18日から20日まで開催されていsIMG_2298ます。昨年度は上海大学で交流展が開催され、今年度は日本、ということで本学美術部の藤田君が実行委員長として、協賛金集めや会場の手筈、上海大学の学生の受け入れなどに奔走し、開催にこぎつけました。顧問としてはあまり役に立っていませんが、指導している中国人留学生の院生にお願いして、京都観光のガイドsIMG_2306や通訳で手伝ってもらいました。18日にさっそく作品展を見に行ってきました。本学美術部からの参加は少なめで少し残念でしたが、藤田君の作品「亀」(写真左)は、20年来飼っている亀がモデルで、黒土で焼いたとのこと(足の動きに躍動感が漲っています!)。甲羅に描かれた桜と牡丹は日本と中国を代表する花で、日中の友好を表わしたそうです。美術部の部長、松井君sIMG_2303は段ボールを使った造形作品(動くとか)。写真右は美術部の3人がそれぞれの作品を前にしたもの(藤田君の作品は後ろのケースに入っています)。女子学生さんの着物姿の女性を描いた絵画もデザイン画に出てきそうな素敵な絵でした。また、ギターに装飾を加えた作品は府大美術部OBのものだそうです。上海大学の学生さんたちの書(写真下)も素晴らしいものでした。こうした日中の大学生の交流がこれからも続くことを願っています。

Written on 2月 19th, 2016

s00030002娘と近所のイタリア料理レストランに久しぶりに夕食を取りにいってきました。本格的なピザ、パスタがおいしく、夜はピアノ生演奏のある感じのいい店です。デザートの時に急に店が暗くなり、Happy birthday to you の曲と歌が聞こえ、何事かと思いきや、ウェイトレスさんがろうそくの点ったデザート皿(写真左)を運んで来てくれ、プレートには「おめでとう」の文字が! ~歳目の誕生日が過ぎたところなので、サプライズのお祝いはびっくりすると同時にうれしかったですsDSC_0136。その時に娘から花束(写真右)とチョコレートも手渡されました。チョコレートはモロゾフのチョコ(写真下左)で、いろいろなお菓子を象った可sDSC_0135愛いチョコでした!

Written on 2月 8th, 2016

sIMG_2279フランスからジェラール・ジャンジャンブル先生ご夫妻が初めて日本にいらしたので、バルザック研究会の有志で集まり、京都四条の懐石料理屋「彩席ちもと」で夕食を一緒にしました(写真左)。あいにく天気は大寒波の到来で、京都は朝から吹雪、金閣寺や銀閣寺はすっかり雪景色となり、足元の道路も一時は5センチくらい積ったそうです。ただし午後からは晴れて雪もすっかり溶け、夕方京都に着いた時は雪はすでになく、交通機関も全く支障なく動き、ほっとしました。ジャンジャンブル先生たちは前日に韓国ソウルから京都に着いたばかりで、午前中は雪の中、祇園界隈を散歩されたそうです。奥さまはカナダ出身なので寒さには慣れている、とのことでした。ジャンジャンブル先生はバルザック研究の重鎮ピエール・バルベリス先生の教え子で、バルベリス先生の後を継いでカーン大学で長らく奉職され、定年後はアメリカの大学支部(パリ)で教えられているそうです。ジャンジャンブル先生はバルザックの作品(『ゴリオ爺さん』『谷間の百合』など)に関してのテクスト紹介の本を数冊出版され、バルザックに関する論文も多数執筆されています。バルザックの話、さらには日本人である私たちがなぜ研究対象にバルザックを選んだのか、その理由を各自が披露したり、日本映画(やはり小津、黒澤映画のファンとか)を巡ってなど、おいしい日本料理を食べながら話が弾みました。まだ1sIMG_2274月ということで料理はお正月にちなんだ先付け(写真下左)や白みそ仕立ての雑煮、お赤飯が出て色鮮やかでした! 特に「sIMG_2278ぶり大根」(写真下右)は本当に美味で、ジャンジャンブル先生も、日本語で「おいしい!」と板前さんに直接、伝えておられました。先生とは皆、初対面でしたが、参加者それぞれの論文も予め読んで来られるなど、本当に繊細な心遣いをされる先生で、日本またはフランスでの、またの再会を約束して別れました。

Written on 1月 23rd, 2016

東京に出たついでに、東京駅近くの三菱一号館美術館でのsプラド「プラド美術館展」を見に行ってきました。今回は大sプラド2きな絵は少なく、小品が中心でしたが、スペインを代表するエル・グレコ、ベラスケス、ゴヤやムリーリョ、フランドルのヒエロニムス・ボスやルーベンスなどの作品が展示されていました。聖母像としてはムリーリョの《ロザリオの聖母》(写真右の左上)、ゴヤの《受胎告知》(写真右の右上:大判の《受胎告知》の長細く首が少し捻じれたマリアよりは、丸顔のマリア)が良かったのと、ボスの《愚者の石の除去》はいかにもボスらしい諧謔的な絵でした(写真下左)ブリューゲル2世のバベルの塔の絵もありました。また、初めて知ったケッセルの《生物 花》(写真下右)というのは17世紀のオランダ絵画ですが、咲き乱れる色とりどりの花と鳥、ウサギ、白鼠が幻想的な雰囲気を醸し出していて魅力的でした。こうした絵画展も、関sプラド4西の美術sプラド3館にはなかなか来ず、文化的格差を痛感しています。

Written on 1月 11th, 2016

sIMG_2269sP160109c (3)さいたまの友人、朱実さん宅に家族でお邪魔しました。今回は欧風料理ということで、まずは前菜(写真左)のカナッペ(薄く切ったドイツパンの上に、saucisson[サラミ風ソーセージ]、砂肝のconfit[脂漬け]、スモークドサーモンにイクラを載せた3種)を頂きました。カナッペを載せている器は折りたたむと可愛い女の子の顔に変身する、というお楽しみもあります。次に、パスタ2種(アンチョビーとイタリアの細かいパン粉で炒めたもの、お手製の卵麺をバジルなどで和えたもの)と、新鮮野菜(スナップエンドウと皮が薄くて皮ごと食べれるプチトマト)の取り合わせ。さらに、メインは米沢牛の熟成肉を焼いたものに、新鮮野菜(菜花の一種、大きなチコリと赤いカブラ)(写真右)にイタリアチーズを入れて蒸し焼きにしたものを付け合わせた料理(写真下)で、牛肉はとろけるように柔らかくて本当に美味でした。その他にも野菜をたっぷり使ったポタージュ(これもよそでは食べれないほど、コクのあるスープ)も出してくれ、皆、大満足の食事でした。素材にもこだわり、時間をかけて作った料理を出してもらい、お皿も素敵なお皿で目も楽しませてもらっています。本当に心のこもったおもてなしsP160109c (23)にいつも感謝一杯! です。

Written on 1月 11th, 2016

11月最後の連休に、京都岩倉の実相院に紅葉を見に行ってきました。岩倉までは出町柳駅から叡電に乗っていきましたが、さすが紅葉の季節だけあって、電車は行楽客で満員でした。駅から歩いて15分くらいのところに実相院があります。小さな寺院ですが、皇族や上級貴族出身の僧侶が住職となる門跡寺院で、各室には狩野派の襖絵がめぐらされていました。女院(東山天皇中宮)のお住まいでもあっただけに風格のある佇まいで、現存する数少ない女院御所だそうです。室内から中庭を見た時、紅葉した木が床に映る「床もみじ」(写真左:これは絵葉書)が有名。当日は、この絵葉書ほどはまだ紅葉が進んでおらず、黒光りした床にはぼんやりと赤い色が映っているだけでした。ただ、新緑の頃は緑の木々が、冬には雪景色が床に映るようで、なかなか風情があります。今年は暖かい日が続いたので、紅葉はだいぶ遅れているようですが、晩秋の一日を楽しむことができました(写真右:縁側から臨んだ中庭)。

Written on 11月 24th, 2015

11月3週目木曜日に解禁となったボジョレ・ヌーヴォーを飲みました。今年はリヨン・ボジョレ・ヌーヴォー ワインコンクール受賞歴No.1とされるジョルジュ・デュブッフのハーフボトルを購入しました。ラベル(写真:はがすのを少し失敗して破けてしまいました)がすごく可愛かったので、つい手に取った次第です。なかなか美味でした。チーズのお供はカマンベールとゴルゴンゾーラ。ゴルゴンゾーラは匂いが少しきついですが、パンに練り込んだものの焼き立てを食べると極上の味です。フランスに行くと、ヤギのチーズ(フルム・ダンベール)をつい頼んでしまいます。向うで食べると、少しきつい匂いのチーズも食べれてしまうのは、気候・風土の違いのせいでしょうか。

Written on 11月 24th, 2015

知人が奈良の美術展に作品を出展しているので絵を見に近鉄奈良に出かけました。美術展のついでに久しぶりに奈良公園を散歩。東大寺まで裏道を歩いて紅葉を楽しみました(表は修学旅行生や外国の観光客で一杯!でも少し外れると、あまり人もなくゆっくり自然を楽しめます)。鹿たちも木の下で休憩(写真左)。中には走り回っている小鹿もいました。イチョウの木がすごくきれいで真っ黄色(写真右)。下の土にも黄色の葉が敷き詰められ、雨が降ると足元がすべりそうです。銀杏がつぶれた匂いはかなり強烈でした。 お昼は新大宮の和食の店「川波」で頂きました。このお店は自家製野菜を使用しているとかで、最初にでてきた八寸、すごく色鮮やかできれいでした。今はきのこの季節で、自家製の大きななめこの煮つけが歯ごたえも良く、おいしかったです。ほおずきの中にはヤマモモがはいっているなど、意外感も満載!土瓶蒸しもキノコ尽くしでした。次に出てきたお造りは鯛とカワハギ、カワハギの胆。これも新鮮で器もご主人が作成したものとか(写真右下)。魚はあと一品、さわらの照り焼き(身が締まっていて絶品)。天ぷらも登場し、圧巻は紫芋の天ぷらでどーんと大きい塊が皿に載り、さすがに食べきれませんでした。味噌仕立ての鍋には地鶏の肉。最後のきのこご飯も秋らしい一品でした。

Written on 11月 11th, 2015

東京から友人が来たので、久しぶりに嵐山で一泊しました(「花のいえ」という共済の宿ですが、住倉了以の別荘でなかなか素敵なところです。朝食は寝殿造りの建物で、三方窓でお庭が見渡せるようになっています)。散策コースは渡月橋、天龍寺、竹林の道を通って常寂光院、落柿舎へ。11月とはいえ、日中は暖かく行楽日和で、嵐山は観光客(外国人が多い!)で一杯でした(着物レンタルの店もあり、若い女性たちは着物姿で歩いていました。ただ、浴衣の女の子―恐らく外国人―は少し寒そうでした)。まだ紅葉には少し早かったのですが、天龍寺のお庭をゆっくり眺めることができました(写真左)。紫の花をつける「紫式部」など、草木もいろいろあって、普段は気づかずに通り過ぎてしまう小さな花にも目がいき、やはり少し立ち止まって自然を見る心の余裕が必要だと感じました。竹林の道(写真右)までは人でごった返していましたが、常寂光院(写真下)まで来ると人も少なく、見晴らしはなかなかのものでした。木々が紅葉するとさらに素敵な光景になると思います。お昼はもちろん、湯豆腐に湯葉丼と、豆腐づくしの食事を頂きました。久しぶりにゆっくりできた休日でした。

Written on 11月 7th, 2015

京大で学会があった夜、友人たちと祇園の日本料理店「山玄茶」で懐石料理を食べに行きました。祇園の狭い路地に入ったお店で一見では入れない感じのところ でした。料理は8品、お吸い物は季節がら、松茸と鱧。お造りで面白かったのは、刺身醤油の他に、マスカルポーネ・チーズをポン酢で和えたもの。これが結構おいしかったです!あと、珍しかったのが、もち米の上に穴子が載ったもので、藁で蒸して いました(写真左)ブリの照り焼き、八寸はゴボウの八幡巻きやタラの白子などで、見た目もきれいでした(写真右)。その他にも三筋肉の天ぷら、そして圧巻 はご飯で、店のご主人の出身地の滋賀のお米だそうで、まず一口目は何もかけない状態で食べ、二口目は鯛のでんぶとしらすをかけて食べ、三口目は 卵の黄身とチーズであえたお米のカルボナーレ。どれも絶品でした!デザートは栗きんとんで、上品な味。皆、満腹で大満足の夜を過ごすことができました。

Written on 11月 5th, 2015

HOME | PROFILE | 研究活動 | 教育活動 | 講演会・シンポジウム | BLOG | 関連サイト   PAGE TOP

© 2012 村田京子のホームページ All Rights Reserved.
Entries (RSS)

Professor Murata's site