村田京子のホームページ – blog

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%e7%84%a1%e9%a1%8c先日、友人たちと松島に観光に行ってきました。宿は「松島佐勘 松庵」[写真左)という旅館で、松島湾にsimg_2655面した岬にぽつんと建っています。部屋の広い窓からは松島湾が一望でき、本当に静かなところでした。旅館の庭から海に至る小道を散歩し、夕陽が沈むまで待機、なかなか良い写真が撮れました(写真左下:友人が撮った写真)。露天風呂にゆっくり浸かった後、simg_2656夕食。前菜(simg_2144写真右)は特にさわらのたたきと、牡蠣simg_2657プリン(写真右下)が絶品でした。「河豚白子豆腐薄葛仕立て」(写真下中央)、simg_2658「栗あられ揚げだし」(写真)、見た目も味も良かったでsimg_2660す。その他にも塩釜港水揚げのお造りや「仙台芹と牡蠣の小鍋」(写真)など、海の幸のごちそうに皆、舌鼓を打ち、大満足でした。

Written on 11月 2nd, 2016

simg_2134仙台から電車で40分くらいの作並駅からシャトルバスで10分のところに、simg_2635NHK朝の連続ドラマ「まっさん」で有名になったニッカウィスキーの蒸留所があり、見学に行ってきました。北海道の余市が有名ですが、仙台近辺にもあったことを初めて知りました。シャトルバスには大勢の人が乗っており、さらに観光バスで乗り付ける観光客もいて蒸留所は大賑わい。1グループ15~20人くらいのガイドツアーで乾燥棟、仕込棟、蒸留棟と周りますが、中に入るとウィスキーの香りに圧倒されました。ポットスチル(単式蒸留器)にはしめ縄がかけられていて、さすが日本ならではの風習。原酒の入った樽(写真左)がずらっとならんだ光景はまさに圧巻!(フランスでもワイン蔵、シャンパン蔵を巡りましたが、同じような樽の木の匂いとひんやりした厳粛な雰囲気でした)。ガイドさんの後ろのポットスチル(写真右)はNHKに撮影用に1年貸し出していたそうです。見学の最後は無料の試飲会。赤ワインにウィスキーの入ったお酒、ロックで飲みましたが大変美味でした!売店ではお土産にウィスキー(「宮城峡」という現地限定のシングルモルトも売っています)を求める客でごった返していました。

Written on 11月 2nd, 2016

simg_2604久しぶりに奈良に遊びに行ってきました。近鉄奈良駅から歩いて10分くらいsimg_2606の懐石料理店「かこむら」で昼食。一見さんにはわからない場所「奈良パーキング」の上にあります。さすがミシュラン1つ星(2017年度ノミネート)にランクされているお店だけあって、非常に手のかかる凝った料理が出てきました。まず「八寸」(写真左)は茄子の田楽、柚入りなます、ゴマ豆腐、手毬寿司、いくら、水菜の和え物、栗のフリッターが入っていて、秋らしく枯れ葉の上に小鉢がおかれ、真ん中のお皿の蓋simg_2607はウサギの絵が描かれています。次に松茸と鱧の土瓶蒸し。お造りはイタリア産の鮪とアコウ(写真右)。アコウはsimg_2608肉厚の身でぷりぷりした食感でした。天ぷら(写真左下)は金時人参と白海老(青い葉も人参の葉だとか)。白海老は初めて食べるものでした。これもウサギの可愛いお皿に入ってきました。あと、キンキと百合根の葛あん蒸し(写真右下)。葛がとろとろで舌触りも良く、美味。料理全体が少しだけ濃いめの味なのは、恐らく日本酒と一緒に食べるのを想定しているからsimg_2611でしょう(「春鹿」を冷酒で頂きました)。蟹と海ソーメンの酢の物のあと、炊き込みご飯(松茸、ごぼう、人参、栗入り)と吸い物(白魚ととろろ昆布)。デザートは巨峰と梨(写真下)でしたが、お皿の水色がきれいだったのと、巨峰の皮がすごくきれいに剥かれていたのにびっくり(お店の大将に聞くと、トマトのように湯むきするそうですが、かなりのテクニックが必要とか)。目も舌もお腹も大満足のひと時でした。

昼食の後は奈良まち近辺をぶらぶら散歩。10月のさわやかなsimg_2612風の吹く快晴の休日とあって、観光客でごった返していました。奈良に来るといつも行くお茶屋さん(写真右)は年季のいった店構えで、遠くからお茶を煎った香ばしい匂いが漂ってきて、ついふらふらとお店に入ってしまいます。今日は、番茶とかりがね茶を購入。ま%e8%90%a9%e7%84%bcた、「ギャラリーたちばな」で萩焼の作家さんの作品展があったので、それも見てきました(写真左)。萩焼は土の匂いのするどっしりした酒器や茶器が多いですが、「釉剥半月花入」は、釉をかけて焼いた後、釉を剥がしてもう一度焼く、という手のかかる作業をしているそうです。この花器にはどんな花を活けるのがいいのか、想像するだけで楽しくなってしまいます。奈良まちも新しいお店ができ、活気づいてきたことは何よりです。

Written on 10月 16th, 2016

s%e7%ab%8b%e4%bd%93%e5%b1%95聴講生の方々との懇親会の後、通天閣近くのギャラリsimg_2592ーで私が顧問をしている大学美術部の有志(市大、神戸大の美術部と合同)の「立体展」(写真左)が開催されていたので、見に行ってきました。今回は「立体」ということで絵画はなくて3次元の造形芸術作品のみ。ギャラリーにはちょうど、府大美術部3回生の藤田君、松井君、三宅君の三人がいて、それぞれの作品を説明してもらいました。藤田君は「竜」(写真右)で、粘土に色付けしたものでなかなか渋い色で、ヴェトナムに旅行した時に見た竜を参考にしたそうです。松井君は段ボールを使ったロボット。型紙なしで調整しながら作っていくとか。それと人体像も段ボールの紙で作っていました。三宅君はプラモデルの趣味を生かした複雑な組み合わせの戦車(写真左下:それぞれの作品を手にした3人)。あと、府大OBsimg_2590の作品(写simg_2594真右下)は、「天空のラピュタ」に出てくるロボットを連想させるものでした(少女の人形が少し怖い?)。その他にもネイルをきれいに並べた作品や針金で精巧に作った蝶、粘土による亀、毛ばだった布を針でついて動物にした作品など、それぞれ個性豊かな作品が溢れていました。通天閣は昔ながらのごちゃごちゃした店が並んでいますが、だいぶきれいに整備され、観光客で賑わっていました。

Written on 9月 24th, 2016

simg_2584恒例の聴講生の方々との懇親会がありました。今回は西梅田のヒルトンプラザ6階、simg_2585和風ダイニング「燦(さん)」でミニ会席を頂きました。なかなか洒落た座敷で雰囲気も良く、ゆっくりランチを頂きながら、皆さんとお話ができました。料理のうち、「秋刀魚と長芋の生姜味噌焼き」(写真左:メニューでは長芋となっていましたが、じゃがいもでは?)。薄い板状のものをくるっとまいた中に入っていて見た目も美しかったです。旬のさんまに、その生臭さを消すための味噌が良く合っていました。また「長寿豚のステーキ」(写真右)も和風というより洋風のような盛り付けでした(何が「長寿」なのかはよくわりませんでしたが美味でした)。他の料理もそれぞれ凝っていて、有機野菜を使ったヘルsimg_2586シーなメニューとなっているようです。久しぶりに聴講生の皆さんのお元気な顔を見て、来週から始まる後期の授業への励みとなりました。幹事の泉谷さん、坪井さん、御苦労さまでした。

Written on 9月 24th, 2016

sIMG_2573関西バルザック研究会の後、西宮の「立峰」にsIMG_2574皆で食事に行きました。大阪の「はり半」に勤めていた料理人の方が開いた隠れ家的な名店でしたが、先日新聞に紹介記事が載ってからは予約が取りsIMG_2575にくくなってしまったそうです。今回も手ごろな値段でsIMG_2576本当に満足のいく料理が次々に出てきました。見た目も美しい前菜(写真)の後は、土瓶蒸し(写真)。今年初めて秋の味覚の松茸を頂きました(鱧も入っていました)。お造り(写真)も新sIMG_2577鮮、さらに豚の角煮(写真)はすごく柔らかくて絶品、とろけるような蕪の付け合わせ。鮎はたで味噌が入っていて、骨はすでにとってあるので頭を除いて全部食べれる、sIMG_2580というもの。竹の容器も涼しげでした。sIMG_2578次に黒ごま豆腐(写真)。黒ごまは珍しいですが、その上にはおくらを細かく切ったものが乗っていて色もきれいでした。さらにカレイのから揚げ、と本当に満腹になりました。デザートはオレンジの皮にオレンジゼリーが入ったもの。夏の終わりと秋の到来を思わせるメニューでした。本当においしい料理に文学談義も大いに弾みました。

Written on 8月 28th, 2016

sポーラ美術館箱根 仙石原のポーラ美術館にModern Beautysポーラ展(写真左:ポスター)を見に行ってきました。ポーラ美術館は建物自体が非常に斬新な建築(写真右)で、関東の建築科の学生は必ず見に来るとか。今回の展覧会では、19世紀後半から20世紀までの女性の衣装(クリノリン・ドレスやバッスル・ドレス、コルセットから女性を解放したポール・ポワレの衣装など)、装身具、化粧品などと、最新流行の衣装を纏った女性たちを描いた「現代生活の画家」、印象派の絵画(ルノワール、ボナール、モネ、ドガなど)や20世紀のデュフィ、ピカソやモディリアニの絵が同時に展示されていました。また、モード雑誌のファッション・プレートも展示されていましたが、s図5印象派の画家はファッション・プレートを参照したので有名です。例えば、セザンヌの《s図6散策》(写真左下)は、『ラ・モード・イリュストレ』1871年5月7日号(写真右下)から明らかに取ってきていて、絵のタッチは違うものの、そっくりの構図になっています。東京オリンピックのエンブレム問題があったように、今だと剽窃として問題になっていたのでは、と思われます。ともあれ、華やかな衣装やゴージャスな装飾品が見れて楽しいひと時でした。時間があれば、美術館の周囲の遊歩道を歩いて自然と親しみたかったのですが、時間切れ。夏休み期間中ということで、帰りのバスは満員で道路は大渋滞となりました。

Written on 8月 21st, 2016

s岡田美術館箱根に行ったついでに幾つか美術館を回りました。まず、小涌谷にある岡田美術館。箱根湯本駅からバスで急坂の山道s陶器を登った所で、陶器のコレクションが充実しています。今回は「古久谷・柿右衛門・鍋島」展(写真左:ポスター)で、有田・古久谷様式で特に面白かったのが「色絵スペード文大皿」(写真右)。大胆な図案で現代でもs陶器2通用しそうなお皿でした。また、尾形乾山の「色絵紅葉文透彫反鉢」(写真左下)は豪華な色合いで見た目も美しいものでした。鍋島焼きは赤・黄・緑・青の4色を使った色鮮やかなもの。柿右衛門はさすが、世界を魅了した朱色で、非常に繊細な花鳥模様の花瓶や皿、ヨーロッパ向けの輸出品としては人形も作られたそうです。外には足湯もあり、疲れた足をお湯(かなり熱く、足が真っ赤になるほど)を浸けて休憩。この美術館は浮世絵のコレクションも充実していいのですが、一つ残念なのは入場料が2800円と格段に高い!こと。翌日には「星の王子さまミュージアム」を訪れました星の王子さま(写真右下)。『星の王子さま』は聖書、『資本論』に続いて世界で3番目に売れている本なので、親子連れや女性グループなどで賑わっていました。少しフランスの町並みを再現していて、庭はフsIMG_2572ランス式庭園(写真下)。展示ホールにはサン=テグジュペリの生涯、ラテコエール社時代の写真(キャップ・ジュビーの頃のなど)や飛行士姿の写真、彼の書斎などが展示されていました。映像ホールでは星の王子さまの映像の前に立って手をかざして動かすと星がきらめく、という仕掛けで立っている姿もそこに映し出され、子どもたちは大喜びの様子でした。

Written on 8月 21st, 2016

s福住夏休みの家族旅行で箱根の温泉に一泊してきました。宿は箱根湯本温泉の老舗「萬翠楼 福住」という所で、創業が寛永2年(1625)、sIMG_2552徳川三代将軍家光の時代からで、その間、何度か焼失したものの、再建を繰り返し、明治初期に建てられた明治棟2棟「萬翠楼」と「金泉楼」は西洋の技法や意匠を取り入れた擬洋風建築で平成14年にホテル旅館建築で日本初の国指定重要文化財に指定されたそうです。私たちが泊まったのは「萬翠楼」の1階(部屋が3室と縁側、内風呂は檜のお風呂)の部屋でした。本当は一番有名な15号室(写真左:天井に絵が描かれている部屋)に泊まりたかったのですが、ここは4室30畳の和室で大きすぎるのでまた、多人数で来たいと思っています。福沢諭吉や木戸孝充、伊藤博文など歴史的な人物がこの旅館に逗留して、書を残しているそうです。障子の格子や欄干は本当に職人芸で、部屋の中に立派な中柱があったりで趣のある部屋でした。料理も美味で(鎌倉彫のお盆に乗っています)、お造りは小田原産の魚を含む5種(金目鯛、カマス、帆立、海老、マグロ:写真右)で、主菜は黒毛和牛のサーロインsIMG_2554陶板ステーキ(写真左下)、魚は長良川の天然風鮎の塩焼き(sIMG_2555写真右下:養殖だが天然の鮎と同じような環境で育てたとか)、あと変わっていたのがsIMG_2557「焼ごま豆腐」(写真下)。ゴマ豆腐を焼いたものにゴマソースをかけ、さらにそぼろ状のゴマをかけたもので、一見すると「わらび餅」のようですが、これがとてもおいしかったです。ご飯はさざえのたきこみご飯、デザートはシャーベットや枝豆ずんだ餅、メロンなど色どりもきれいでした。日本酒は「丹沢山」という地元のお酒で冷酒で頂きました。温泉は無臭のまったりしたお湯で露天風呂でゆっくり浸かり、ほっと一息ついた一日でした。

Written on 8月 21st, 2016

sIMG_2509恒例の井上舞いの「舞いさらへ」へ行ってきました。いつもと同様に、師匠の井上八千代さんの前で、sDSC_0005お弟子さんたちが踊りを舞います。今年の浴衣の柄は団扇。家族や知り合いの人たちが入れ換わり立ち替わり席に座りますが、八千代さんはお弟子さんの舞いと同じ仕草で手や首を動かし、時には声をかけることも。やはり、緊張しているお弟子さんは白紙状態になることもあるようです。井上葉子さんが真沙子さんと二人で「汐汲」(写真左)の舞い。同僚の眞澄さんの「おちや乳人」(乳人とは乳母のこと)では、子を背負ったりの仕草など、腰を使う舞いだそうです(さすが、腰、足の動きに無駄がない!)。最後は八千代さんの娘さんの井上安寿子さんの「葵上」(写真左下)。源氏物語の光源氏の妻の葵上で、嫉妬した六条御息所の生霊が彼女にとり付くというもの。これはあまり演じられない演目だそうです。

素晴らしい舞いを見た後は、花見小路のフレンチレストラン「キャレミュー」で皆と一緒に夕食を取りました。和の食材も取り入れたフレンチで、前菜の「ウニsIMG_2522とエビのフェデリーニ」「フォアグラのサラダ」の後、「鱧のガスパッチョ」「オマール海老のかぶら蒸し」sIMG_2528(写真右下)。メインは「黒アワビの蒸しステーキ」(写真左)。アワビがすごく柔らかくて美味でしsIMG_2530た!それと「夏鹿のロースト」(写真右)。デザートはつい欲張ってワゴンサービスのすべてのデザートを少しずつ取り分けてもらいましたsIMG_2534(写真下)。見た目もきれいなデザート!すっかり満足の一sIMG_2537日でした。

Written on 8月 8th, 2016

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