村田京子のホームページ – 姫路城

IMG_0001先日、姫路城(左写真)を訪れました。秋晴れの天気で、少し歩くと体が熱くなるほど。姫路城は今回、初めて訪れましたが、姫路駅から歩いて15分くらいのところIMG_0003(行きはバスに乗りましたが、2駅でした)にあり、広い道路を渡ると、お城が聳え立っていて、「平成の修理」と銘打って5年かけて修理が行われただけあって、真っ白に輝く大天守は「白鷺城」の呼び名がぴったり。まず、表玄関の「菱の門」(右写真)を通り、石畳を上り、「いの門」「ろの門」「はの門」「にの門」を通って大天守へ。天守内は靴を脱いで6階まで急な階段を登っていきます。最初に入った所は薄暗い灯篭の廊下で、暗闇に慣れず、つまずかないように、おっかなびっくり歩IMG_5150いていました。6階には長壁神社があり、天守内で祀られているのにびっくり。屋根瓦(写真)は鬼瓦、軒丸IMG_0004瓦など、歴代の城主が修理する度に違っているそうです。また、徳川家康の孫娘、千姫が住んでいた西の丸は、その外周を廊下がぐるっと巡っていました。千姫は豊臣秀頼に嫁いだ後、大阪夏の陣で秀頼が自害、彼女は燃え盛る炎の中から助け出されます。その後、再婚したのが本田忠刻で、彼と姫路城で一緒に暮らしたそうで、彼女の生涯においてこの時期が一番幸せであったと言われています。そうした時代を思い浮かべながら、城の中をゆっくり歩きました。お堀から見たお城(左写真)もなかなか美しいものでした。

IMG_5186IMG_0002次に、姫路城西お屋敷跡の庭園「好古園」にも入りました。まず、渡り廊下から見たお庭もなかなかのもの(左写真)。庭も①苗の庭、②茶の庭、③流れの平庭、④夏木の庭、⑤松の庭、IMG_5181⑥花の庭、⑦築山池泉の庭、⑧竹の庭と区分され、さらに、池泉回遊式庭園で、本園最大のお屋敷の庭(右写真:立派な錦鯉が泳いでいる)があります。とりわけ、夏木の庭は落葉樹ばかりが植えられているため、美しく紅葉していました。また、流れの庭では水に映る紅葉もなかなかのもの。竹の庭は、葉を落とした長い竹が立ち並ぶ、少し寒々とした光景でした。「好古園」という名前は、江戸時代の最後の姫路藩主酒井家によって、この庭園の入り口付近に移設された藩校「好古堂」(文武両道の振興を図った)に因んでつけられたそうです。平日だったせいか、観光客もそれほど多くなく、ゆっくりお城や庭園を回ることができました。夜は、ライトアップもあるそうです。

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