村田京子のホームページ – 第22回ジョルジュ・サンド国際シンポジウム
第22回ジョルジュ・サンド国際シンポジウム
22e Colloque international George Sand
Mondes et sociabilité du spectacle autour de George Sand
開催日: 2019年6月24日~27日
場所 Université de Berne, Université de Lausanne
コーディネーター Corinne Fournier Kiss (Université de Berne), Valentina Ponzetto (Université de Lausanne)
《案内》第22回ジョルジュ・サンド国際シンポジウムがスイスのベルンとローザンヌで4日間にわたって開催の予定です。サンドはパリの劇場にかけるための戯曲を書いたばかりか、ノアンの館で友人たちと芝居を上演したり、マリオネット劇場を作るなど、演劇やスペクタクルと深く関わっています。さらにノアンの館にはショパンやドラクロワ、バルザックなど著名な音楽家、画家、作家といった多くの芸術家が訪れ、サンドは彼らとの関わりを通じた創作活動を行っています。今回のシンポジウムは、サンドとの関わりの深い芸術家たちとの交流に焦点を当て、サンドの作品や創作活動を探る試みとなっています。シンポジウムの間に、コンサートやお芝居も用意されていて、まさにサンドのスペクタクルの世界を味わうことができます(詳細はPROGRAMMEを参照のこと)。

《報告》6月最終週のスイスは連日36度を越える猛暑で、外は強烈な日射しで少し歩くだけで消耗するような状態でした(ヨーロッパは異常気象で、南フランスでは45度を記録したとか)。シンポジウムはまず、ジュネーヴ空港から特急で2時間のところにあるベルンの大学で行われました(左写真:ベルン大学での発表の様子、中央がベルン大学の主宰者で司会のコリンヌ・フルニエさん、発表者はイザベル・ナジンスキー先生)。ベルンに向かう列車で面白かったのは、ジュネーヴで乗りこんだ時はフランス語のアナウンスでしたが、ローザンヌを過ぎて、フリブール(Fribourg;フライブルク Freibourgとフランス語、ドイツ語が併記されている駅)を通過してからはドイツ語でのアナウンス、ベルンの町は通りの名前も完全にドイツ語表記で、人々もドイツ語をしゃっべっていたこと。多言語の国だと改めて実感しました。ベルンは近代的な都会(それに比べて、フランス語圏のローザンヌは古い町並みで、ホテルも昔ながらの古めかしい感じ)の雰囲気を漂わせていました。ここで2日間、研究発表が行われ、ディスカッションも盛り上がりました。夜は主催者側から素敵なイタリアレストラン(Lorenzini)でのディナーへの招待。おいしい料理にワインを楽しみました。2日目の午後からはフリブールの教会でのパイプオルガン演奏を聞き、ローザンヌへ。3日、4日目はローザンヌ大学でのシンポジウム。ローザンヌ大学は広大なキャンパスで、電車の駅が3つあるほど。広い敷地に建物が散在している感じとなっています。村田は3日目の午前の部で発表を行いました(写真)。司会は18、19世紀フランス文学研究の重鎮(現在、サンドの作品がオノレ・シャンピオン版で次々に出版されていますが、その責任者でもある)、ベアトリス・ディディエ先生。一人30分の発表で、二人続けて発表した後、質疑応答となりました。村田は女優マリー・ドルヴァルとの親しい交流を通して、ドルヴァルがいかにサンドの作品の女優像に影響を与えたかについて発表し、ディディエ先生からも「素晴らしい発表」とお褒めの言葉を頂きました。3日目の夕方からは、今回のシンポジウムの主宰者の一人、ローザンヌ大学のヴァランティナさんを初めとする3人の役者が、サンドが恋人のミシェル・ブルジェに宛てた手紙をもとにした朗読劇を演じ、スペクタクルを楽しみました(左:プログラム、右写真:ヴァランティナさんは男役を演じています)。3人とも熱演で拍手喝采! 4日目も9時から17時頃まで発表が行われ、少し疲れましたが本当に充実したシンポジウムになりました。

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