村田京子のホームページ – 下鴨茶寮でフランス人の先生と夕食

sIMG_4322フランスからジェラール・ジャンジャンブル先生ご夫妻が来日されたので、京都で夕食を一緒にしました。ジャンジャンブル先生は二度目の来日で、今回はツアーで来られ、東京や箱根などを回った後に京都に宿泊。奈良も東大寺、法隆寺などを見て回られたそうです。ちょうど連休中で、どこも観光客で一杯ですが、奈良では修学旅行生が大勢来ていて、それぞれ制服が違うのが面白かったそうです(日本人学生はちゃんと規律を守って先生の話を聞いているのに感心したそうです)。夕食は懐石料理店、下鴨茶寮で関西バルザック研究会の有志の人たちと一緒に取りました(左写真)。下鴨茶寮は、創業安政三年(1856年)の老舗で、世界遺産としてsIMG_4326広く知られる下鴨神社のすぐそばにあります。入り口は一見、小さいのですsIMG_4327が中庭が広く、モミジの木の青々とした葉が春らしい雰囲気を醸し出していました。料理も春の野菜(蕗、よもぎ、木の芽、空豆、竹の子など)がふんだんに使われていました。その中で見た目がきれいだったのは「向附」(右写真)で、旬の鰹とイカのお造り(わさびではなく、生姜で食べる)。器も春らしく、紅白の花弁野菜が載っているのがおしゃれ。「八寸」(左写真)は雲丹湯葉、鯖寿司、sIMG_4329空豆カステラ、鴨ロース、鯛の子寄せ、鱒砧巻、こごみ胡麻和え、うるい浸し。ゼリー寄せの上に載っているのは百合根で作った花弁。sIMG_4338「鉢物」は若布と竹の子を煮たもの。「焼物」(右写真)も竹の子(焼いたもの)とめばるで、色鮮やかな器にはえていました。フランス人の先生たちに材料をフランス語で説明するのが一苦労で、辞書を見たり、皆で四苦八苦。「揚物」で稚鮎が出てきましたが、「鮎」を辞書で見るとsaumon(鮭)またはtruite(マス)で、少し違うだろうということで、ジャンジャンブル先生のお話だと、éperlan(キュウリウオ)に近いのでは、ということでした(確かに後で調べると、形がよく似ていてフライにして食べるようです)。ご飯は「桜海老と筍ご飯釜炊き」で、これも春らしい一品でした。「水物」(苺、甘夏、うすい豆羊羹)の後にお薄がでてきました。最後に庭を背景に記念撮影(写真)。本当に楽しいひと時を過ごすことができました。ジャンジャンブル先生ご夫妻も京都の夕べを満喫して、大変喜んでおられました。

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