村田京子のホームページ – 「ビストロ ル・ノール」でランチ

sIMG_3711先日、生駒市の北にあるフレンチレストラン「ル・ノール」にランsIMG_3712チを食べに行ってきました。カウンター10席の小さな店ですが、シェフはフランスで修業してきた方で、奥さまもソムリエ兼チーズの専門家とか。前菜は太刀魚とほたるイカ、水菜のサラダ(写真左)。次にカリフラワーのポタージュ(写真右)。このスープはルイ15世の愛妾デュ・バリー夫人の名前がついているとか。マリー・アントワネットがルイ16世のもとに嫁いだ時、彼女がデュ・バリー夫人とsIMG_3713反目したので有名です。デュ・バリー夫人は娼婦上がりの女性で、ハプスブルク家の皇女マリー・アントsIMG_3714ワネットにすれば「下賤の女」ということで、口を一切きかなかったのですが、プライドを傷つけられたデュ・バリー夫人がルイ15世に訴えて、アントワネットは無理やり声をかける羽目になったというもの。フランス革命が始まると、デュ・バリー夫人はいち早くイギリスに亡命しますが、残してきた宝石を取りにのこのこフランsIMG_3715スに戻ってきたため、逮捕されギロチンにかけられてしまいます。栄華を極めた二人の女性はどちらも悲劇的な最期を遂げたことになります。ポタージュ、こくがあって本当においしかったです。メインは鴨肉のオレンジソース煮を選びました(写真)。ハンガリー産の鴨肉ということですが、しっかりした肉質で臭みもなくオレンジソース(パプリカ、レンズ豆、じゃがいも、芽キャベツの付け合わせ)とまさにぴったりマッチしていました。シェフはジビエが好きなようで、ランチメニューには猪の肉、鴨肉、鶉肉などが並んでいました。ウズラは日本ではウズラの卵しか普通食べませんが、フランスでは御馳走の一つで、ペロー童話で「長靴をはいた猫」が王様に献上するのもウズラとなっています。チーズの品ぞろえが豊富なので、チーズを三種類取りました(写真)。一つ目はブリーチーズに近い「ピエール・ロベール」、昨年行ったクレルモンフェランあたりで取れる「モン・ドール」(これは、レンジで少し温めて、中がとろりととろけ出していて、すごくおいしかったです)。三つ目はヤギのチーズ、ボンド・ド・ソローニュ。これも非常においしかったです!もちろん、赤ワインと一緒に頂きました。デザートはアールグレイのシフォンケーキとマロンクリーム、ゴマのブラマンジェと奈良産の苺(写真)。どれもおいしく頂きました。デザートとチーズの皿はリモージュ焼だそうで、なかなか素晴らしいものでした。小雪のちらつく寒い日でしたが、お腹も心も温まったひと時でした。

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