村田京子のホームページ – 関西バルザック研究会100回記念誌

100会誌関西バルザック研究会が1985年に発足してから今年の8月で、100回目となることを記念して、研究会の重鎮、柏木隆雄先生の主導のもと、記念誌を発行することになりました(表紙の写真)。表紙のバルザックの絵は、亡き九野民也先生がバルザック生誕200周年を記念して描かれたバルザックの肖像画です。九野先生の他にも、研究会を立ち上げた道宗照夫先生や中堂恒朗先生もすでに亡くなられ、32年という月日の重さが感じられます。私は会の発足の一年後に研究会に入りましたが、その時はまだ大学院博士課程に籍を置いていて、研究者の卵に過ぎませんでした。それ以来、研究のノウハウや新しい研究動向、研究発表の仕方などいろいろ教えてもらいました。記念誌の寄稿者には東京バルザック研究会を代表して私市保彦先生、大矢タカヤス先生、さらに13名の研究会のメンバーが名を連ね、研究会の思い出や関西を訪れたフランス人研究者との交流などをエセーの形で掲載しています。驚くべきは、第1回から第100回までの記録(発表者、発表タイトル、日時など)がきちんと残っていて、それを記録としてまとめることができたことです。これも、代々の世話人の方々の尽力のおかげでしょう。私もアルバsIMG_7886ムをあちこちひっくり返して、sIMG_3695研究会と関わりのある写真を探し出し、掲載することができました。しかし、国際シンポジウムを除いては、研究会の光景を写真に撮っていないので、宴会場面ばかりの写真となっているのも、関西バルザック研究会の特色かもわかりません。先日の12月の研究会でも懇親会は、女性学講演会の懇親会と同じ「びすとろぽたじぇ」で盛大に行いました。写真は、食事の前に挨拶される柏木先生、料理を準備する肥田シェフたちsIMG_3698。今回の料理で絶品だったのは、「豚肉の黒ビール煮」(写真)。柔らかく煮た豚肉はsIMG_3699舌がとろけるほどおいしかったです。「デザートの盛り合わせ」はチョコレートのテリーヌが濃厚な味でしたが、何と言っても、クリスマスにちなんだ「シュトーレン」(写真)でしょう。

関西バルザック研究会は、何か催し事がある時にはたちまち、協力体制が出来上がるという団結力が一番の誇りです。今後、さらに研究会が飛躍していくことを願っています。

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