村田京子のホームページ – 東京スカイツリーとラスコー展

sIMG_2848東京に出たついでにスカイツリーに上がってきました。泊まったホテルの部屋がsIMG_2850スカイツリーの見える部屋(写真左)で、夜は紫色のイルミネーションのスカイツリーを見ながら寝ました。朝早くに出かけて行ったので、それほど混んでおらず、ゆっくり東京の町を見渡すことができました。ちょうど快晴で、富士山も見ることができラッキーでした(写真右:写真奥に雪をいただいた富士山が見えます)。一番上の「天望回廊」まで行きましたが、ちょうど少女漫画雑誌「りぼん」の展示sIMG_2856がありました(何と、1955年創刊とか:写真左下)。創刊号から現在までそのsIMG_2858表紙がずらっと並ぶとなかなか壮観でした。「りぼん」は幼い少女向きのイメージがあって、私が知っているのは「少女フレンド」「マーガレット」でしょうか。壁には漫画のキャラクターが描かれていてなかなか楽しい企画となっていました。思わず記念撮影しました(写真右下)。

sIMG_2866スカイツリーに登った後は上野の国立科学博物館にラスコー展2「ラスコー展」を見に行ってきました。この展覧会は友人の洞窟美術の専門家五十嵐ジャンヌさん(写真左)が企画に携わっており、ジャンヌさんの詳しい解説を聞きながら展示を見て回る、という非常に贅沢な美術館巡りでした。ラスコーの洞窟画は2万年前のクロマニョン時代に描かれたもので、《背中合わせのバイソン》(図右)など動物がダイナミックに描かれていラスコー展1ました。洞窟はオオツノジカ一方向だけではなく小枝のように分かれて奥行きが広く、「身廊」の壁画は彩色と線刻の二つの技法が組み合わされているそうで、ライトで線刻が浮き上がるような工夫がなされていました(図左下)。あと、トリ人間(?)のような人物が描かれていて謎に満ちていました。クロマニョン人がいた時代にはオオツノジカ(写真右:本当に大きな角で、やはり角の大きさがラスコーのランプ雄の力を表していたのでしょうか)やホラアナライオンなどがいたそうです。さらに道具として面白かったのが「ランプ」(写真)で、きれいに磨いていて日本でもこうした形の明かりがあったような気がします。矢じりや銛など狩りの道具がどのように作られたのか、も実演しているビデオがあって興味深かったです。縫い針などは本当に精巧にできていて今でも使えそうなものでした。また槍投げの補助具(投槍器)の先にはシカやバイソンなど動物の細かな絵が彫られていて、持っている人の個性が現れているというのも人間らしい!会期末ということで、会場は人でごった返していて少し疲れましたが、充実した一日でした。

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