村田京子のホームページ – 奈良の懐石料理店「かこむら」と奈良まち散策

simg_2604久しぶりに奈良に遊びに行ってきました。近鉄奈良駅から歩いて10分くらいsimg_2606の懐石料理店「かこむら」で昼食。一見さんにはわからない場所「奈良パーキング」の上にあります。さすがミシュラン1つ星(2017年度ノミネート)にランクされているお店だけあって、非常に手のかかる凝った料理が出てきました。まず「八寸」(写真左)は茄子の田楽、柚入りなます、ゴマ豆腐、手毬寿司、いくら、水菜の和え物、栗のフリッターが入っていて、秋らしく枯れ葉の上に小鉢がおかれ、真ん中のお皿の蓋simg_2607はウサギの絵が描かれています。次に松茸と鱧の土瓶蒸し。お造りはイタリア産の鮪とアコウ(写真右)。アコウはsimg_2608肉厚の身でぷりぷりした食感でした。天ぷら(写真左下)は金時人参と白海老(青い葉も人参の葉だとか)。白海老は初めて食べるものでした。これもウサギの可愛いお皿に入ってきました。あと、キンキと百合根の葛あん蒸し(写真右下)。葛がとろとろで舌触りも良く、美味。料理全体が少しだけ濃いめの味なのは、恐らく日本酒と一緒に食べるのを想定しているからsimg_2611でしょう(「春鹿」を冷酒で頂きました)。蟹と海ソーメンの酢の物のあと、炊き込みご飯(松茸、ごぼう、人参、栗入り)と吸い物(白魚ととろろ昆布)。デザートは巨峰と梨(写真下)でしたが、お皿の水色がきれいだったのと、巨峰の皮がすごくきれいに剥かれていたのにびっくり(お店の大将に聞くと、トマトのように湯むきするそうですが、かなりのテクニックが必要とか)。目も舌もお腹も大満足のひと時でした。

昼食の後は奈良まち近辺をぶらぶら散歩。10月のさわやかなsimg_2612風の吹く快晴の休日とあって、観光客でごった返していました。奈良に来るといつも行くお茶屋さん(写真右)は年季のいった店構えで、遠くからお茶を煎った香ばしい匂いが漂ってきて、ついふらふらとお店に入ってしまいます。今日は、番茶とかりがね茶を購入。ま%e8%90%a9%e7%84%bcた、「ギャラリーたちばな」で萩焼の作家さんの作品展があったので、それも見てきました(写真左)。萩焼は土の匂いのするどっしりした酒器や茶器が多いですが、「釉剥半月花入」は、釉をかけて焼いた後、釉を剥がしてもう一度焼く、という手のかかる作業をしているそうです。この花器にはどんな花を活けるのがいいのか、想像するだけで楽しくなってしまいます。奈良まちも新しいお店ができ、活気づいてきたことは何よりです。

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