関西バルザック研究会の後、西宮の「立峰」に皆で食事に行きました。大阪の「はり半」に勤めていた料理人の方が開いた隠れ家的な名店でしたが、先日新聞に紹介記事が載ってからは予約が取りにくくなってしまったそうです。今回も手ごろな値段で本当に満足のいく料理が次々に出てきました。見た目も美しい前菜(写真)の後は、土瓶蒸し(写真)。今年初めて秋の味覚の松茸を頂きました(鱧も入っていました)。お造り(写真)も新鮮、さらに豚の角煮(写真)はすごく柔らかくて絶品、とろけるような蕪の付け合わせ。鮎はたで味噌が入っていて、骨はすでにとってあるので頭を除いて全部食べれる、というもの。竹の容器も涼しげでした。次に黒ごま豆腐(写真)。黒ごまは珍しいですが、その上にはおくらを細かく切ったものが乗っていて色もきれいでした。さらにカレイのから揚げ、と本当に満腹になりました。デザートはオレンジの皮にオレンジゼリーが入ったもの。夏の終わりと秋の到来を思わせるメニューでした。本当においしい料理に文学談義も大いに弾みました。