村田京子のホームページ – ポーラ美術館Modern Beauty展

sポーラ美術館箱根 仙石原のポーラ美術館にModern Beautysポーラ展(写真左:ポスター)を見に行ってきました。ポーラ美術館は建物自体が非常に斬新な建築(写真右)で、関東の建築科の学生は必ず見に来るとか。今回の展覧会では、19世紀後半から20世紀までの女性の衣装(クリノリン・ドレスやバッスル・ドレス、コルセットから女性を解放したポール・ポワレの衣装など)、装身具、化粧品などと、最新流行の衣装を纏った女性たちを描いた「現代生活の画家」、印象派の絵画(ルノワール、ボナール、モネ、ドガなど)や20世紀のデュフィ、ピカソやモディリアニの絵が同時に展示されていました。また、モード雑誌のファッション・プレートも展示されていましたが、s図5印象派の画家はファッション・プレートを参照したので有名です。例えば、セザンヌの《s図6散策》(写真左下)は、『ラ・モード・イリュストレ』1871年5月7日号(写真右下)から明らかに取ってきていて、絵のタッチは違うものの、そっくりの構図になっています。東京オリンピックのエンブレム問題があったように、今だと剽窃として問題になっていたのでは、と思われます。ともあれ、華やかな衣装やゴージャスな装飾品が見れて楽しいひと時でした。時間があれば、美術館の周囲の遊歩道を歩いて自然と親しみたかったのですが、時間切れ。夏休み期間中ということで、帰りのバスは満員で道路は大渋滞となりました。

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