村田京子のホームページ – 「アバロッツ」でランチ

sP160709aba01奈良の帝塚山大学の近くに新しくレストランができたので、ランチに行ってきました。以前、富雄駅の前にsP160709aba02エスプーマ料理(亜酸化窒素を使い、あらゆる食材をムースのような泡状にする調理法)で話題になったスペイン料理店「アコール」で働いていた料理人の方が開いた店、ということで、店の名前は「アバロッツ (Abarotz)」(スペインのカタルーニャ地方の方言で「木々のざわめき」という意味だそうです)。15名くらいの客で一杯になるような小さなお店ですが、メニューは非常に凝ったものでした。スペインsP160709aba03料理に特化せず、地元の食材をふんだんに使った創作料理と言えるでしょう。ランチコースメニューのアントレは、「野鹿のカツレツとマスタード風味の蕪 紫蘇のグラニテと葡萄 無農薬サラダ」(写真左)。鹿肉は非常に柔らかく、マスタードと一緒に食べるとジビエ特有の臭みは全くなく、紫蘇のグラニテは色合いも美しく、新鮮な野菜とマッチしていました。次に「三輪の手延べパスタと焼き大和丸ナス 地卵卵黄、アンチョビとオリーブ」(写真右)。三輪そうめんで有名な「山本」にパスタを作ってもらったとかで、非常にコシのあるsP160709aba04パスタでした! くるっと巻いたパスタの下には卵黄、アンチョビがあって、パスタをそれと和えながら食べると濃厚な味に。メインは「丹波地鶏のアサード 椎茸の出汁、蕎麦の実と無花果 熟成酒粕のクネル」(写真左下)。オーブンでかりっと焼いた地鶏は歯ごたえのある肉質で、クネルと一緒に食べると複雑な味に。上に載っているのはじゃがいもと椎茸をパリパリに焼いたもの。デザートは「五條の桃と樫原の農家ミルクのジェラート ローズマリーとグリーンの香りのクリーム」(写真右下)。ジェラートのミルクは非常にコクがあり、舌触りもしっとりしていました。上に載っている白いものは、メレンゲ。オレンジのスポンジケーキのかけらも入っていてデザートにも一工夫が凝らされていました。デザートの後は少し苦めの濃いコーヒー。すっかり満腹、大満足の昼のひと時でした。

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