村田京子のホームページ – 日本料理店「弧玖」とモネ展

sIMG_2354桜が満開になるのもあと少し、という3月末にsIMG_2342京都の出町柳にある日本料理店「弧玖」にお昼を食べに行ってきました。店主は老舗割烹「桜田」で修業された前田翔さんという方(写真左)で、若いのに腕前は確かでした。先付け(写真右)は帆立にイイダコ、湯葉に長芋のジュレがかかっていて、繊細で複雑な味付けでした(お皿も凝っていました)。お造りは長崎産の本まぐろに平目、吸いsIMG_2346物はあっさりした味のあぶらめに卵豆腐、sIMG_2347そして3月ということで可愛い器に入ったちらし寿司(写真左下)。茗荷や蕗など具がたっぷり入った寿司で、見た目も美しいものでした。八寸(写真右下)も竹を割ったような長い器に色どりよく盛られていました(特に水菜とほうれん草の胡麻和え、まながつおが絶品の味!)。最後のご飯は新ワカメsIMG_2351とうるいの炊き込みご飯(おかみさんがお釜ごと見せてくれています!)で、これもおいしかったです。カウンターが10席ほどと個室が一つ、と本当に小さな店ですが、一つ一つの料理が手が込んでいて器も美しく、大満足のひと時でした。

お昼を食べた後は、岡崎の京都市美術館にモネ展を見に行きました。目玉の一つはモネの《日の出、印象》でしたが、これは3月21日までの期間限定だったので見れず残念でした。チュイルリー公園ただ、モネの様々な睡蓮の絵(右図)や珍しい肖像画などが見れました。特に目をひいたのが、《チュイルリー公園》(左図)で、チュイルリー宮殿(後に火事で焼失)が描き込まれていて、19世紀当時の様子を覗き見ることができました。モネは晩年になるにつれて、睡蓮の絵なども輪郭がぼモネ 睡蓮やけ、抽象画に近くなりますが、それは美学的手法の変化だけではなく、晩年は白内障を患っていた、というので健康的な理由(見たままの印象を描くと抽象画に近くなる?)もあったのかもわかりません。。。

HOME | PROFILE | 研究活動 | 教育活動 | 講演会・シンポジウム | BLOG | 関連サイト   PAGE TOP

© 2012 村田京子のホームページ All Rights Reserved.
Entries (RSS)

Professor Murata's site