村田京子のホームページ – 「ルノワールの時代」展

sルノワール展名古屋で大学時代のクラブの同期会がsドーミエあったので、そのついでにボストン美術館で「ルノワールの時代 近代ヨーロッパの光と影」展を見てきました。ルノワール、ミレー、モネなど印象派の絵画やコロー、ドガ、ゴッホ、ロートレックの絵画や彼らが参照した写真、さらに印象派の影響を受けたアメリカ人画家やキルヒナーなどドイツの画家など、19世紀後半から20世紀初頭のヨーロッパを舞台に、産業革命によって近代化が進んだ都市―ガス灯の輝く華やかな空間―の生活を活写した絵画、さらにそうした都市に息苦しさを感じた人々が向かった田舎でのピクニックや海水浴など、人々の生活を描いたものが展示されていました。目玉はやはり、ルノワールの《ブージヴァルのダンス》(左図ポスター)。パリの郊外、ブージヴァルは都会の人たちが週末に遊びに行く行楽地で、当時流行のファッションを身に付けた女性(シュザンヌ・ヴァランドン)が生き生きと描かれています。また、19世紀後半の第二帝政時代に流行したクリノリン・ドレス(鯨骨や鋼の腰枠クリノリンをつけたドレスで、直径3メートルにも及ぶものがありました)を着た女性を風刺したドーミエのカリカチュア《雪空のクリノリン・スカート》(掃除人が巨大なスカートにたまった雪を払いましょうか、と女性に尋ねている場面:右図)は大変面白かったです。また、sドガ「田舎の競馬」疾走する馬を多く描いたドガの《田舎の競馬場》(左下図)も、当時の人々の娯楽が垣間見えます。ルノワールの《ガンジー島の海辺の子どもたち》(右下図)では、sルノワール「ガンジー島の海辺の子どもたち」高価な流行の身なりをした都会の子どもたちを前景に、後景には地元の子どもたちが裸で泳いでいる様子が対照的に描かれています。大作の数は少なかったですが、19世紀後半の近代ヨーロッパの人々のありのままの姿を見ることができました。

大学のクラブ(バドミントン部)の同期会では、卒業以来初めて再会する同級生もいて、それぞれ市長になっていたり、日本初の航空機MRJの社長さん、とか皆さん社会で大活躍されておりました。仕事の傍ら、バドミントンをずっと続けて現役時代以上に様々な大会で活躍されていたり、またはスキーやゴルフ、テニスを楽しむなど、皆さん趣味にも力を入れておられるようです。写真はMRJのバッジ(日本初の航空機、エsIMG_2340アバスやボーイングを凌ぐよう発展できればいいですね)。

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