村田京子のホームページ – ジャンジャンブル先生との会食

sIMG_2279フランスからジェラール・ジャンジャンブル先生ご夫妻が初めて日本にいらしたので、バルザック研究会の有志で集まり、京都四条の懐石料理屋「彩席ちもと」で夕食を一緒にしました(写真左)。あいにく天気は大寒波の到来で、京都は朝から吹雪、金閣寺や銀閣寺はすっかり雪景色となり、足元の道路も一時は5センチくらい積ったそうです。ただし午後からは晴れて雪もすっかり溶け、夕方京都に着いた時は雪はすでになく、交通機関も全く支障なく動き、ほっとしました。ジャンジャンブル先生たちは前日に韓国ソウルから京都に着いたばかりで、午前中は雪の中、祇園界隈を散歩されたそうです。奥さまはカナダ出身なので寒さには慣れている、とのことでした。ジャンジャンブル先生はバルザック研究の重鎮ピエール・バルベリス先生の教え子で、バルベリス先生の後を継いでカーン大学で長らく奉職され、定年後はアメリカの大学支部(パリ)で教えられているそうです。ジャンジャンブル先生はバルザックの作品(『ゴリオ爺さん』『谷間の百合』など)に関してのテクスト紹介の本を数冊出版され、バルザックに関する論文も多数執筆されています。バルザックの話、さらには日本人である私たちがなぜ研究対象にバルザックを選んだのか、その理由を各自が披露したり、日本映画(やはり小津、黒澤映画のファンとか)を巡ってなど、おいしい日本料理を食べながら話が弾みました。まだ1sIMG_2274月ということで料理はお正月にちなんだ先付け(写真下左)や白みそ仕立ての雑煮、お赤飯が出て色鮮やかでした! 特に「sIMG_2278ぶり大根」(写真下右)は本当に美味で、ジャンジャンブル先生も、日本語で「おいしい!」と板前さんに直接、伝えておられました。先生とは皆、初対面でしたが、参加者それぞれの論文も予め読んで来られるなど、本当に繊細な心遣いをされる先生で、日本またはフランスでの、またの再会を約束して別れました。

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