村田京子のホームページ – 京都「哲学の道」散策

好天も最後(翌日から雨の予報)ということで、昨日、京都にお花見に行ってきました。銀閣寺道から南禅寺まで疏水に沿って「哲学の道」を歩きましたが、桜は満開、観光客もぎっしりで、平日にも関わらず大勢の花見客で賑わっていました(写真左)。西田幾多郎が思索しながら歩いたと言う疏水沿いの道も、人で団子状態の混みようでした。円安ということもあり、外国人(英語や中国語、フランス語が飛び交っていました!)ツーリストも多く、国際色豊かでした。さすが京都だけあり、着物姿の女性もかなり見受けられました。沿道には和菓子屋の他にもクレープ屋さん、アイスクリーム屋さん、ビールを飲ませる店が軒を連ね、すっかり初夏の雰囲気でした(日中は半袖でもOK)。途中、丸々と太った猫がゆうゆうと日向ぼっこをしていて、多くのカメラを向けられても微動だにせず被写体になっていました(写真右)。南禅寺は拝観時間の後に着いたので残念ながら中を見れませんでしたが、どっしりした三門をくぐってきました。南禅寺を下がったところにある蹴上インクラインでは、ものすごい勢いの水が流れていて非常に迫力がありました!

夕食は烏丸御池のイタリアレストラン『オルト』で食べました。Orto(イタリア語で「菜園」の意味とか)という名前の通り、こだわりの野菜を使った料理で有名だとか。前菜に出てきた「たいらぎ貝と生野菜」(器はムール貝を10倍にしたような大きさのたいらぎの貝殻で、貝の汁に牛乳を加えたものをドレッシングとしてかける)の野菜は本当に美味で、次に出てきた大原で採れた筍のローストもおいしかったです。変わったところでは、前菜の一つとして出てきた「(阿蘇の)馬肉のタルタル」とパスタとして「月の輪熊と白アスパラガスのカルボナーレ」(写真左下)があり、さっそく試してみました。熊肉は少し癖がありますが、よく煮込んでいるので全く気にならず、白アスパラはコリコリと食感が良く春の訪れを実感できました(カルボナーレ・ソースはそれほど濃厚ではなく、ゴマがふんだんにかかった和風テイスト)。メインの赤イサキのポワレもおいしかったですが、デザートが凝っていて、柚のジェラートに大吟醸の酒粕を使ったスフレ(写真右下)。とっくりには大吟醸入りのデザートソースが入っていて、ジェラートにかけて食べる、という趣向。ウェイターの方もワイン通でサービスも良く(料理が出てくるのが少し時間がかかりましたが)、楽しいひと時を過ごすことができました。

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