村田京子のホームページ – 「すみよしを歩こう」会

3月27日に聴講生の方々が企画して下さった「すみよしを歩こう」会(総勢21名)に参加いたしました。帝塚山駅に10時前に集合し、ボランティアガイド小山さんの案内で、まず風見鶏の家で有名な高谷家住宅前を通り、帝塚山の豪邸(神戸の洋館を彷彿とさせるものや、ガラス張りの家、丸い家など斬新なデザインの家が多く、建築家が思う存分、腕を振るったという感じでした;その一つに安藤忠雄氏の実家もありました)を横眼に見ながら狭い路地を周り、帝塚山古墳へ(写真左)。大阪に残る唯一の前方後円墳の原型をとどめた古墳で、大友金村の墳墓とされる説もありますが、まだよくわからないそうです。ここは地元で管理していてガイドさんが特別に開けてくれました。なだらかな丘陵で、もともとは堀があったそうですが今は埋め立てられ、古墳の際まで家がぎっしり建っています。ここには市内では珍しくなった日本のタンポポ(カンサイタンポポ)が生えていて、黄色い小さな花を咲かせていました。次に、六道の辻に建つ閻魔地蔵尊へ。閻魔さんの周りをぐるっと回り、柱に手をかけて懺悔すれば地獄に行かなくても済むそうです。ここには、大きなかなとこを手にした鬼に舌を取られた罪人の絵が飾られていました。生根神社から摂津酒造(NHKドラマ「まっさんとエリー」では住吉酒造で、まっさんこと竹鶴正孝氏がここで働いていたところ)跡へ。ここはすでに建物はなく、マンションが立ち並ぶ真ん中の公園がその跡だそうです。さらに「住吉の13仏」(干支の12仏+1仏:忌日供養や死者供養のために造られ、現世と死者の国との境界の地に祀られるとか)、明治25年築の町家(住吉高灯籠を配した蔵造りの建物)で有形文化財として指定されている池田屋(写真右)にも寄りました。池田屋は住乃江味噌(手作りのおかず味噌)で有名ですが、私は柚みそを購入しました(香りがすごく良く、田楽にぴったり!)。最後に住吉大社へ。楠珺社は「招福猫(招き猫)」(写真左下)で有名で、小さな猫(左手を挙げているのが家内安全、右手を挙げているのが商売繁盛のご利益があるとか)を48個(4年間、毎月買う)揃えると中くらいの大きさの猫に代えてもらえ、また集めると大きな猫に代えてもらえるというもの。私もひと組買いました。子宝に恵まれるという種貸社にも寄りました。ただ、ここで時間オーバーとなり、堺名物のちんちん電車(写真右下)で昼食のレストランに向かいました。住吉大社の本殿や太鼓橋まで行けなかったのが少し残念でしたが、3時間ほどの散策を十分満喫しました。昼食もしゃれた四川料理の店(辛い麻婆豆腐が有名とか。確かに辛かった!)でお腹も一杯となり、皆さんともおしゃべりができて、楽しい一日を過ごすことができました。幹事の辻さん、田中さん、ご苦労様でした。

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