村田京子のホームページ – 松本へ

信州大学でのシャンソン研究会の後、松本城に登ってきました。あいにく雨模様の天気でしたが、大勢の観光客が訪れ、お城の中も長蛇の列で進むのも大変な状態でした。松本城は、現存する日本最古の五重天守で国宝となっています。本丸御殿、二の丸御殿は消失されて今はなく、天守のみが残っています(写真左)。天守2階は窓が多くて明るい階で、武士がつめる「武者溜」だったそうで、天守3階は逆に窓がない暗い部屋で外からは見えない構造となっているとか。天守4階が「御座の間」で御簾がかけれれ、城主がいる部屋で、天守5階は重臣たちが戦いの作戦会議を開く場所、天守6階は敵を見張る「望楼」として使われたそうです。それにしても急な階段で、登るのも降りるのも皆、恐る恐るでした。「月見櫓」(写真右)は月見のための櫓で、北、東、南の戸を外すと三方が吹き抜けとなり、朱塗りの回縁で華やかさと開放的な雰囲気が漂っていました。

松本城の後は、そこから歩いて10分のところにある旧開智学校校舎を訪れました。ほぼ松本町民の出資で、明治5年に建てられた擬洋風建築の小学校で、その正面は何ともハイカラな意匠となっています(写真左下)。廊下も広く、回り階段もどっしりしたもので、こうした環境で勉強できた小学生たちが羨ましい限りです。教室には小さな机と椅子が並び、~十年前の小学校時代をなつかしく思いだしました。また、信州に来たのでやはりおそばを食べるのも忘れず、8日の昼は「こばやし」という蕎麦屋で「きのこそば」(写真右下)を食べ、9日は松本城の北にある「もとき」という蕎麦屋で、「もりそば」を食べました。コシがあるそばで、美味でした。今まで知らなかったのですが、「もりそば」と「ざるそば」の違いは、「ざるそば」にはそばの上にノリがかかっている、ということだけでした。

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