村田京子のホームページ – 泉佐野観光

公開講座の聴講生の方々と泉佐野市の観光に行ってきました。難波から「さざん特急」で約30分の泉佐野駅で待ち合わせをし、観光ヴォランティアの方2人の案内のもと、佐野町を散策しました。佐野町は、江戸時代に回船業で巨万の富を築いた豪商・食野(めしの)家が栄えた町ということで、食野は長者番付で鴻池や三井と並ぶ豪商で、井原西鶴の『日本永代蔵』にも言及されているそうです。その名残は「いろは倉」や妙浄寺に残る梵鐘からも偲ばれるそうです。さらに、春日神社では食野家専用の立派な門が作られていました(現在は開かずの門)。まず、上善寺へ(写真左)。門の上には干支の動物が刻まれていました。駅から近くに商店街があり、昔ながらのお店―泉州の水なすの漬物、醤油などを売る店や天ぷら屋さん(店頭で天ぷらを揚げていて、おいしそうでした!―がありましたが、シャッターの下りた店も多く散見されたのは、残念でした。次の妙浄寺には立派な大仏さまが安置されていましたが、金箔の上に黒漆で塗られているそうです(写真右:一部、漆が取れて金箔がのぞいています)。その向かい側の春日神社も訪れました。このあたり一帯は狭い路地のくねくねした道で、「佐野町迷宮都市」と命名されているのももっともで、ガイドさんの案内なしでは到底、目的地にたどり着けなかったと思います。

旧新川家(写真左)は、もと醤油問屋で後で増築された奥座敷2間は、どちらにも縁側があり、風通しの良い作りとなっていました。二階は箱階段(すごく急)とこれも急な階段で上がり、屋根裏部屋のような雰囲気で、太い梁が支え、特に大きな松の梁が圧巻でした!(釘は一本も使われていないそうです)。りんくうタウン駅近くのスターゲイトホテルまで歩いて、2時間の行程でした。晴天に恵まれ、楽しい散策となりました。昼食はスターゲイトホテル54階の海を見はらすレストランで、ビュッフェを楽しみました。総勢22名(写真右)で、秋の一日を満喫することができました(幹事の西川さん、斎藤さん、御苦労さまでした)。

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