4月13日(日)に、友人の川邊堤さんの書展を奈良の「ギャラリー勇斎」まで見に行きました。堤さんの書は「創作書道」と言えるもので、漢字をベースにしながらも、自由に筆をすすめたアートに近いものです。今回のテーマは「熟視する石」。巻物のように長い紙には、山上憶良の「貧窮問答歌」が細い筆で書かれ、その上に太い筆(薄い墨)で「世の中」という大きな文字が浮かび上がっているものや、太い筆で門が象形文字のように造形され、その中に「口」が入って「問」という文字になっているものなど、そのエネルギッシュな筆致は素晴らしいものでした。私のお気に入りは赤地に甲骨文字の入ったもので、現代アートにつながる魅力的な作品だと思います(右)。奈良公園の桜はもうほとんど散っていましたが、春日大社に向かう観光客で賑わっていました。