村田京子のホームページ – 講演会(名古屋市立大学)
講演会(名古屋市立大学人間文化研究科主催)
「ロマン主義的クルチザンヌからゾラのナナへ―19世紀フランス文学における娼婦像の変遷―」
開催日: 2014年1月30日(木)
場所 名古屋市立大学滝子キャンパス1号館5階515号室
コーディネーター 山本明代 名古屋市立大学教授
上記のタイトルで、村田が名古屋市立大学で講演の予定です。ゾラは、19世紀後半の第二帝政期フランスにおける娼婦像を描いた小説『ナナ』を世に送り出し ますが、彼はロマン主義時代に席巻した「恋するクルチザンヌ(高級娼婦)」の脱神話化を目指し、「真の娼婦」を描こうとしました。本講演では、ロマン主義 的クルチザンヌと一線を画すゾラの娼婦像を見極めるために、ロマン主義文学からゾラの『ナナ』に至る娼婦像の変遷を、それぞれの女性像に関わる絵画的表象 と結びつけながら考察していきたいと思います。取り上げる作品は『マノン・レスコー』、『椿姫』、『娼婦盛衰記』、『従妹ベット』、『ナナ』などです。

『椿姫』のモデル、マリー・デユプレシ



マネ《ナナ》

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