村田京子のホームページ – オルセー美術館訪問

6月23日にパリのオルセー美術館を訪問しました。日曜とあって、美術館の前は長蛇の列で、途中、雨が降る中、1時間待ちでやっと中に入れました。ちょうど、L’Ange du bizarre. Le romantisme noir de Goya a Max Ernstという特別展の最終日で、さっそく特別展を見てきました。悪魔や魔女、吸血鬼や怪物、幻想的風景を扱った暗黒小説的雰囲気の絵をゴヤやロマン主義のフュースリ、ユゴー、フリードリッヒ、ドラクロワ、象徴主義のギュスターヴ・モロー、 ムンク、ロップス、シュールレアリスムのエルンストやポール・クレーにいたるまでの怪しげな絵画を一堂に会し、非常に圧巻でした!最終日とあって、人でぎっしりで熱気溢れる美術展でした。   念願のローザ・ボヌールの《ニヴェルネー地方の耕作》(バルビゾン派のコーナーに展示されていました)も十分、見ることができました。ただ時間がなく、5階の印象派のコーナーを十分見ることができず、また次回見ることにしました。

L'Ange du bizarre     sLa Mort et le fossoyeur

 左はJulien Adolphe Duvocelle, Crâne aux yeux exorbités et mains agrippées à un mur (1904)

 《手で壁にしがみついた眼球が突出した骸骨》

 右は Carlos Schwabe, La Mort et le fossoyeur (1900) 《死神と墓掘り人夫》

 どちらも、なかなか迫力のある絵画で、右の絵は死神が「若い女性」というのが「宿命の女」風でした。

 

 

 

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