村田京子のホームページ – 学部

「フランス語入門」や「文献基礎読解4」では、フランス語の文法の基礎を身につけ、「読む」「書く」「聞く」ための力を養いました。また、文法だけではなく、新旧のシャンソンや映画の紹介など、オーディオ・ビジュアル教材を活用すると同時に、移民問題や経済問題など、ヨーロッパの社会事情にも触れ、異文化理解を深めるよう努めてきました。
講義科目では、フランス文学(主に19世紀文学)を扱っていますが、私たちが現在生きる近代資本主義社会は19世紀ヨーロッパに遡り、その頃、「近代的自我」が生まれました。したがって、私たちが抱える様々な問題(心の問題、社会の問題)の答えを探すためにも「古くて新しい文学」を読み込む必要があると思います。
「フランス文化演習」ではフランス語の文献(フランス文学作品やフランス文化に関する資料)を正確に読みこなす力がつくよう指導しています。「卒業論文」に関しては、様々な文献を読んでいく中で、自分にとって興味のあるテーマを見出し、それに沿った研究が進められるよう指導してきました。

2011年度のゼミ生と一緒にゼミの打ち上げをしました!

【指導した卒業論文のタイトル】
「ゾラの『ボヌール・デ・ダム百貨店』における近代消費社会の光と影」、「ブレッソンの写真における眼差し」、「ジュール・ヴェルヌの『地底旅行』に隠されたイメージ」、「ゾラの『獣人』にみる近代化の影響と「獣性」」、「ジョルジュ・サンドの『田園小説』」、「Charles Perraultの童話分析」、「アール・ヌーボー、アール・デコの世界」、「『人間嫌い』におけるアルセストの幻想について」、「語りえぬものへの沈黙は破られて―村上春樹論」、「短編『最後の授業』をアルザス史から考える」、「マリー・アントワネット観」、「シャネルが行ったモード革命」、「印象派における花のイメージ」、「「食」の場と女性」、「カナダ・ケベック州におけるフランス的要素」、「『幻滅』―破滅の構造について」、「モーパッサンの小説に登場する動物の役割」、「19世紀フラン文学における犯罪者群像」、「バルザックの作品における社会階層構造」、「サン=テグジュペリの『夜間飛行』」、「フランス革命と食文化」ほか。

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