村田京子のホームページ – 善光寺

IMG_0001先日、長野の善光寺に行ってきました。ちょうど、七五三参りと重なっていて、人でごった返していましたが、お天気に恵まれ、暑いくらいでした(地図参照)。長野駅からバスで15分位のところにありますが、バスも満員でした! バスから降りると食事処やお土産屋さんがずらっと並ぶ山門仲見世通りで、そこをまっすぐ進むと山門(右写真)があり、左右に高村光太郎とその弟子による阿吽像が立っていました。あまりに大きくて顔は見えませんでしたが、胴から下の力動感溢れる輪郭は見て取れました。本堂は、江戸時代に再建された仏教建築で国宝に指定されているだけあって、総檜皮葺きの屋根を持つ立派な建物でした。内陣がさらに絢爛豪華で、燦然と輝く金色の来迎二十五菩薩像が迎えてくれます。秘仏のご本尊は、普段は戸帳がかかっていて見えませんが、七五三の法要のため、一瞬、戸帳が上がって見える、ということで見物客の私たちも座って待機していましたが、遠くだったので残念ながら見れませんでした。内陣奥に「お戒壇めぐり」の入り口があり、階段を降りていきました。下は真っ暗で、迷路のような道が続いていて、右手で腰の高さの壁を伝いながら数珠つなぎに進んでいきます。道が狭くてくねくねしていて、何も見えないためか、途中で息苦しくなりましたが、パニックになると大変なので、心を落ち着かせながらひたすら歩いて行きました。10分くらい歩いたところで、向こうに薄暗がりが見えて、ほっとしました。遊園地の迷路よりも怖かった気がします。

山門の上から見た本堂次に山門の内部の急階段を登って上から本堂を眺めました(左写真:本堂の前の紅葉行列は束ねた線香に火をつけてその煙を体に少しかぶるために並んでいます)階段は90度に近い急なもので、上にある「非常口」も同じ急な階段で、何かあった時は、転げ落ちるしかなさそうです。幸い、何もなくて良かったです。次に経蔵へ。ここには、仏教経典のすべてを網羅した一切経が収められているそうで、内部には輪蔵と呼ばれる独楽のような形をした書庫があり、この輪蔵を回すと、一切経を読んだと同じ功徳があるそうです。四人がかりで回しましたが、かなり重かったです。最後に史料館に寄り、阿弥陀如来、観音菩薩など仏像や曼荼羅などを見て回りました。紅葉は例年よりは遅れているそうですが、真っ黄色に染まった銀杏や赤いカエデの木が晩秋の風情を見せていました(右写真)。

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