知り合いの書道家、堤さんが個展(左写真)を三年ぶりに開いたので、見に行ってきました。コロナ禍で遠ざかっていましたが、少し日常生活が戻って来たようでほっとします(まだマスクは手放せないですが)。今回は、コロナ禍で家にいることが多い中、庭に出ると植物の螺旋のつるなどが目に入り、「螺旋」をテーマに作品にしたそうです。「ヘラソカズラの戦い」(右写真)は、蔓性多年草のヘラソカズラをテーマにしていて、蔓が勢いよく伸びている様子が「戦い」に見えたのでしょうか。今回の作品はどれも「書」というよりも、絵画と言えるかもしれません。「土」というタイトルの作品(左写真)も同様で、「土」から出てきた「筍」のようにも見え、生命の息吹を感じました(すべて螺旋で描かれています!)。螺旋と言えば、ヨーロッパの教会の狭い螺旋階段を何段も登って、屋上まで出たことを思い出しました。この後、久しぶりに知り合いの方々とおいしいお寿司を食べに行き、近況を語り合いました。こうした機会がもっと増えることを願っています。