友人たちと愛知県の蒲郡クラシックホテルに一泊しました(パンフレット)。創業が1912年というまさに「クラシック」なホテルで戦後、米軍に接収されたり、たび重なる台風や地震で甚大な被害を受けたり、営業権が様々な会社を経たりしながらも、100年以上にわたってホテル業を続けているのは素晴らしいことだと思います。昭和天皇・皇后も宿泊された名門ホテルで、建物は城郭風建築(写真右)の外観に内部は大正時代を思わせるレトロな太い木柱やアールデコ様式のデザインで、ゆったりとくつろげるホテルになっています。海に面した部屋からは竹島を見下ろすことができ、夕陽が沈むのもじっくり観察できました。フレンチ料理で有名なので、夕食はメインダイニング(写真)でフレンチ料理を頂きました。さすがに三河湾に面しているだけに、新鮮な魚介類が出て、とりわけオードヴルの「白ミル貝の炙り、帆立貝とサーモンムース茸ゼリーのソース」(写真右)は、見た目もきれいでおいしかったです。同じく「鯛と赤座海老のポワレ 三色ソース」(写真左下)も海老が特に美味でした。「国産牛フィレ肉のカツレツ」は少し量が多くて全部食べきず、デザートの「バニラクリームとチョコレートムースのモンブラン」(写真右)も半分でちょうど良い感じでした。ただし、味はどちらも文句なしでした。
翌日は眼の前の竹島橋を渡って、竹島へ。ただ、強風が吹いていて(蒲郡はいつでも風が強いそうです!)、吹きさらしの橋を渡ると、横殴りの風に飛ばされそうになり、足が竦むほどでした(写真左は島から橋を見下ろしたもの。対岸の高いところに建っているのが蒲郡クラシックホテル)。台風などでよく傘が飛んで歩くのも大変な様子がニュースなどで見ますが、暴風雨に翻弄される歩行者と同じ心境になりました。何とか橋を渡りきり、パワースポットである八百富神社にお参り。夏は潮干狩りもできるそうです。その後、蒲郡駅からさらに北の山裾にある蒲郡オレンジパーク(パンフレット)でみかん狩りをしました。蒲郡はみかんで有名だとか。ただ、一番おいしいのは温室みかんで「箱入り娘」というみかんはすごく甘くておいしいそうです。みかん狩りは時間無制限ですが、さすがにみかんは5つも食べるとお腹が一杯になり、籠に入るだけのみかんを取って、お土産に持って帰りました。春はいちご狩り、夏はメロン狩りやぶどう狩りで賑わうそうです。