私の数少ない院生の一人で中国人留学生が無事、修論を書き終え、3月に卒業することになりました。研究生の時期を含めて3年間、研究室で一緒にフランス語文献や研究書を読み、授業のアシスタントとして毎回、アンケートの集計を手伝ってくれました。中国人留学生がフランス文学を日本で研究するという稀有な例ですが、きちんと成果を出せたのではないかと思います。日本語も上手で、フランス語テクストの分析結果をもう一つの外国語である日本語で論文を書くというのは並大抵のことではないと思います。彼女の門出を祝って同じ研究室の院生とささやかな送別会をしました。今後も何らかの形で勉強を続けてもらいたいと願っています。