恒例の井上舞いの「舞いさらへ」へ行ってきました。いつもと同様に、師匠の井上八千代さんの前で、お弟子さんたちが踊りを舞います。今年の浴衣の柄は団扇。家族や知り合いの人たちが入れ換わり立ち替わり席に座りますが、八千代さんはお弟子さんの舞いと同じ仕草で手や首を動かし、時には声をかけることも。やはり、緊張しているお弟子さんは白紙状態になることもあるようです。井上葉子さんが真沙子さんと二人で「汐汲」(写真左)の舞い。同僚の眞澄さんの「おちや乳人」(乳人とは乳母のこと)では、子を背負ったりの仕草など、腰を使う舞いだそうです(さすが、腰、足の動きに無駄がない!)。最後は八千代さんの娘さんの井上安寿子さんの「葵上」(写真左下)。源氏物語の光源氏の妻の葵上で、嫉妬した六条御息所の生霊が彼女にとり付くというもの。これはあまり演じられない演目だそうです。
素晴らしい舞いを見た後は、花見小路のフレンチレストラン「キャレミュー」で皆と一緒に夕食を取りました。和の食材も取り入れたフレンチで、前菜の「ウニとエビのフェデリーニ」「フォアグラのサラダ」の後、「鱧のガスパッチョ」「オマール海老のかぶら蒸し」(写真右下)。メインは「黒アワビの蒸しステーキ」(写真左)。アワビがすごく柔らかくて美味でした!それと「夏鹿のロースト」(写真右)。デザートはつい欲張ってワゴンサービスのすべてのデザートを少しずつ取り分けてもらいました(写真下)。見た目もきれいなデザート!すっかり満足の一日でした。