北浜の大阪市立東洋陶磁美術館に行くついでに、近くのフレンチレストランでランチを取りました。「レスプリ・ドゥ・クゥー・ドゥ・フランス」(L’esprit de cœur de France)という店で、「フランスの心のエスプリ」(?)という意味でしょうか。落ち着いた店の雰囲気で本格的なフランス料理を頂きました。まず、アミューズ・グールとして鮎のエスカベッシュ、鮎のコンフィのたで酢ゼリーのせ、鮎のリエット、という鮎尽くし(写真左)。特に骨が軟らかくなるよう煮込んだコンフィがおいしかったです!リエットはバルザックの小説によく出てくるトゥール地方名産(鮎ではないですが)で、パンの上に載せて食べます。私が選んだ前菜は鱧を使ったもの(写真右)。ソースはピーマンのグリーン、パプリカの朱色、トマトの白(透明)の3種で見た目も美しく、あっさりとした食感でこれも美味でした。箸休めの一品は焼きなすのエスプーマ(写真左下)。メインは舌平目のポワレ(写真右下)。丸く焼いた舌平目にカレーなどエピスリーの入ったソース。付け合わせの野菜はズッキーニ、みょうが、長芋に赤いパプリカと和洋折衷でした。これもなかなか凝った料理でした。デザートは盛り合わせで出してくれました(写真下)。特に、カスタードプリンが濃厚な味(特別な卵を使っているとか)。それと、ブラマンジュも滑らかな口触りでした。お皿がどれも素晴らしく、リモージュ焼のレイノーというメーカーのものとか。北浜にはあまり来ることがないですが、また機会があれば訪れたいと思っています。