ローザンヌはレマン湖のほとりにあるので、昼休み、およびシンポジウムが終わった後で、レマン湖を少し散策。水着の人たちが泳いでいたり、帆船が浮かんでいたり、もうすっかりバカンスシーズン(写真)。特にOuchy-Olympiqueのあたりは観光客でごった返していました。最後の日の夕食はアメリカ人、フランス人の同僚たちと近くのレストランのテラスで夕食をとりました(ただ、36度の暑さで汗だくで夕食をとる羽目に)。それでも少しだけ、バカンス気分を味わうことができました。また、ローザンヌの町の高台(急な階段を何段も上がったところにある)にある旧市街にも行きましたが、市役所に面した広場の泉には女性の彫像(写真)があり、ジャンヌ・ダルクか「正義の女神」か、皆でひとしきり論議しましたが誰なのかは、わからずじまいとなりました。
ローザンヌで泊まったホテルは、駅から徒歩3分の古いホテルでその名もHotel Alagare (駅前ホテル)。レセプション横の壁にはちょうど、アガサ・クリスティの『オリエント急行殺人事件』に出てきそうな雰囲気の絵(写真)が描かれ、朝食をとる食堂の椅子は列車の4人掛けの席(写真2枚)のようになっていて、車窓が見える形。床にはミニチュアの鉄道駅や人、列車、羊などのいる野原もあるディオラマとなっていて目を楽しませてくれます。料金は少し高めでしたが、なかなか面白いホテルでした。ただ、夜10時半にはホテルのドアがしまり、レセプションも誰もいなくなるのには少し驚きました。スイスの人はカルヴィン派だけあって、勤勉で寝るのが早いのでしょうか。